第10回のお題は、コピーライターの糸井重里氏がシナリオ・ディレクターを務めた名作RPG『MOTHER』です。発売当時のキャッチコピー「エンディングまで、泣くんじゃない。」はあまりにも有名ですが、果たして今の若者には通じるのか……? (今回もNintendo Switch Onlineのファミリーコンピュータ&スーパーファミコンで遊んでもらっています)。
↓↓↓(ここからライターの伊達さんにバトンタッチします)↓↓↓
(ほぼ日手帳ユーザーなので、糸井重里さんがこのゲームを作ったことと、ゲーム自体の存在は知っていた)
RPGだからそこまで難しい操作とかもないと思うので、やりやすそうで楽しみです!
するとそこには、
《エンディングまで、泣くんじゃない。現代を舞台にした、愛と勇気と冒険の物語。》
とのキャッチフレーズが。
え、ゲーム云々の前にこのフレーズかっこよすぎる……。
知らなかったのですが、これは当時CMでも使われていたような有名なフレーズだったそうです。(※編注:ホントに知らなかったそうです)
この言葉を見た瞬間にMOTHERをプレイするのがもっと楽しみになりました。頑張ってエンディングまでたどり着くぞ~~!😤
めっちゃポケモンみたい!
そして、ゼルダの伝説のときは苦戦しすぎて気が付かなかったけど、ゼルダといいMOTHERといい、RPGはこのくらいの時からDSと同じクオリティーのものができていたということにあらためて感動しました。
相手の正面に向かって「はなす」をしないと話してくれない。
でもみんな基本的には動き回っているので、正面に立つのがなかなか難しい。話そうとした瞬間にそっぽを向かれたりして、何回も「だれにはなしているのだ」と言われました。悔しいww
DSのRPGではかなり甘やかされてたんだなぁと、改めて思いました。
敵と戦ったり、敵から逃げまくったりして瀕死状態になりながらもマザーズデイの町まで到着。
回復できるなにかを買おう!と思うも、所持金、0……どうして……。
え、お金はどこでもらえるの……?
街の人に話しかけてみると、
「デパートの地下でキャッシュカードを使えばお金をおろすことができる」
と教えてくれました。
とりあえずデパートでパンを2個購入。生き返った~~♡
話しかけてみると「はらへった~」というので、パンをあげればいいんだな?と思い、パンを選んで「わたす」を押してみる。
でも、「はらへった~」はさすがに、「なにか食べ物をあげなさい」という意味があるはずだと思ったわたしは、続けて「つかう」を押してみる。
この女の子はパンは食べないけど、パンくずなら食べられるのだろうか? と思い、もう1度パンくずを使うを押してみると……。
あわててグッズを確認してみるも、パンはもうなくなってしまっている。しかも、女の子は「はらへったー」のまま……。
30$もした、わたしにとって貴重なパン……。
BuzzFeedの編集さんに聞いてみると、パンとパンくずは、
「パンを道具として使うとパンくずになって、再度使うと最初にパンを使ったところに戻れる 」
という関係性だったそうです。
女の子の「はらへった」はただ本当におなかがすいていただけで、何かあげるとかそういう話ではなかったのか……。
無意識に貴重なパンを無駄遣いしてしまった……悲しすぎる😭
「このゲーム、敵を倒すとなぜかその分、パパが銀行口座にお金を振り込んでくれるんですよ」
なん……だって……!?
パパ、完全に天からわたしを見ているゲームマスターじゃんwww
教えてよ、そんな大事なこと!!!!!!!!!
てか、敵を倒したらお金もらえてたんだ……。
お金もらえてなさそうだったし、お金ないから回復できなくて死にまくるから、めちゃめちゃ逃げちゃってたよ……逃げて町まで行くのが正解だと思ってたよ……。
戦うのが正解だったなんて……。
でもいざ使ってみようとしたら、何かが足りなくて使えませんと言われてしまった。体力を回復してみても使えない。
どういうことなんだろう?と、編集さんにまた質問してみると、
「超能力はPP(マジックポイントみたいなやつ)がないと使えないから、 自宅かホテルで寝てPPを回復してみて」
と言われました。
たしかにPPは0だけど、これはどうして消費されてしまうんだろう……? とこれまでの行動を振り返ってみると……。
え、まって……。
レトロゲームだし、何か罠があるかもと疑って、街中のテキトーな人にむかってテレパシーめっちゃ使ってた!(「なにもおこらなかった」ばっかりで何も得られなかったけど)
PSIは能力だし、当然無限に使えるものだと思ってたけど、違うんだ……😭😭
貴重なPPをめっちゃ無駄遣いしてしまった。
レトロゲームだからと言って、なんにでも罠があるわけじゃないんだね……。
いや~お金のゲット方法(めっちゃ重要事項なのでもっとちゃんと説明してほしい!)と、レベル上げの重要さがわかっていれば(これはRPGだから当たり前だけど、そのわりには敵が強すぎる!!! 逃げたくなっちゃうよ!)もう少し短い時間でクリアできたなぁ……。
ただ、やり方を分かってからはトントンと進めることができたし、敵キャラも、街中の人のセリフもかわいくて、なんだかまた小学生に戻ったような気持ちになれました。楽しかった~!
泣きたいので、頑張って進めてエンディングまでたどり着きたいと思います!
遊びやすさ ★★★★☆ 過酷さ ★★☆☆☆ おもしろさ ★★★★★ 作品ページのURLを渡したら、少しして「これって昔からあるキャッチコピーですか? めっちゃかっこいいですね……」とDMが飛んできたのには驚きました。当時はテレビCMでも使われていた有名すぎるキャッチコピーですが、何も知らなくてもこの良さは伝わるんだなあ……恐るべし糸井重里。 ゲームが始まってからは、お金の稼ぎ方がわからず敵から逃げまくるという謎の縛りプレイをしていましたが、勝手が分かってしまえばあとはサクサク。だいぶ気に入ってくれたみたいなので、ぜひプライベートでも遊んでクリアまで行ってほしいですね。 といったところで、「最近の若者にレトロゲームを遊んでもらう実験」シーズン2はここまで。またいつかお会いしましょう!