そこで今回はEXILE/FANTASTICS 佐藤大樹さんと三菱電機株式会社 宣伝部の若手社員2人の1日を比べてみることに! アーティストと企業のマーケターの3人には、「表現をすることが仕事」という共通点がありました!さまざまな働き方からは、仕事のヒントも隠されていましたよ♪ さっそく座談会の様子を見ていきましょう👀✨ 佐藤:朝から英語の勉強、熱心だ……! 海外の人と仕事するときって、英語でコミュニケーションをとるんですか? 河野:英語です。 佐藤:すご。 僕たちが海外に発信する場合は、スタッフさんに翻訳してもらうんです。でも僕たちの伝えたいニュアンスがそのまま伝わらなかったりするんですよ。だから、いつか自分たちで全部できるようにって中国語とかも勉強してるんですけど……。それができてるの、すごいなぁ🥺✨ 伊藤優汰さん(以下、伊藤):僕は自社のSNSアカウント運用を担当しているので、競合企業さんのSNSがどんな投稿をしているのかを通勤時間に見ていますね。 伊藤:佐藤さんのSNSは、すべてご自身で更新されているって聞いたんですが🧐 佐藤:はい! ある時期からグループ(FANTASTICS)のSNSも、自分が担当するようになって……。TikTokも、Instagramも、Twitterも、僕主導で撮影や更新をしています。 河野&伊藤:(😳!!!!!) 佐藤:SNSって、リアルに使っている人がやったほうが、見て下さっている方に刺さったりバズったりするなと思っていて。それで「グループ(FANATASTICS)のSNSも僕たちにやらせてください」ってマネージャーさんに話して、自分たちで写真や動画を撮ってアップするようにしたんです。 忙しそうなメンバーに「TikTok用の動画を撮ろう」って声かけるのは、なかなか気まずいことも(笑)でも「自分たちでやる」って言ったからには、最後までやり抜きたくて。 あとSNSごとに言葉遣いを変えるようにしています。TwitterやInstagramは、誰が読んでも違和感のないように敬語や丁寧な言葉を使うことが多いんですが、有料会員のみ見れる個人ブログはあえて身近に感じてもらえるようにラフな言葉遣いにしています。例えば、SNSの公式アカウントだったら「眠かったです。今日もお疲れさまでした」なんですけど、個人ブログでは「今日もお疲れ!」とか。 伊藤:そこまできめ細やかな使い分けをしているとは……。勉強になります!! 佐藤:こだわりすぎていて、たぶんみんなに気持ち悪がられてます(笑) そしてグループの公式アカウントで、とにかくメンバー1人1人「この子は何をしてます」「この子は今日これに出ます」という出演情報をもれのないように発信していますね。 佐藤:たしかに。実際、「大樹はグループの広報担当だね」って言われることもあります! SNSでの発信はもちろん、俳優やMCなどの個人活動が、FANTASTICSを知ってもらうきっかけになったらいいなと思って、率先していろいろな現場に出て行くようにしています。 「この人がいるグループがFANTASTICSなんだ」って知ってもらいたくて。だから、映画やドラマに出るときも、必ずクレジットに「佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)」と入れてもらうようにお願いしていますね。 おふたりは丸の内でエスニックランチとカジュアルフレンチ……!!そんなおしゃれなものを食べてるんですか。並べられると、めちゃくちゃ恥ずかしいな(笑) 河野:われわれの精いっぱいの見栄が(笑) 伊藤:はい。でも自分から「ご飯行きましょう」ってなかなか言えなくて、先輩から声をかけていただくの待ってます(笑) 佐藤:先輩に声をかけてもらいたいですよね、わかる。でも結局我慢できなくて、自分から誘っちゃうことが多いですね。「この後、暇ですか」とか言っちゃうタイプ。 伊藤:わぁ、見習いたいです! 佐藤:そうですね。僕たちの場合は、基本的に演出やセットリストなど全部自分たちで決めています。 河野:全部! FANTASTICSのリーダーとして、みんなの意見を聞くときに意識していることはありますか? 佐藤:まず「No」と否定をしないことですね。まずはどんな意見でも、いったん「なるほど」って受け止めます。そして「もっと良くするにはこうだよね」とみんなに提案するようにしていますね。 自分が逆の立場だったら、「いや」って言われたら、もう発言する勇気すらなくなっちゃうと思うので。結成当初はリーダー2人しかしゃべらないって状況も多かったんですけど、発言しやすい空気づくりを大切にしていたら、みんなからいろいろな意見が出るようになってきましたね。 佐藤:チームのメンバーといつでも連絡を取り合えるって大事ですよね。僕も、もう毎日連絡とってますね。グループLINEもありますし。それこそ電話がかかってくるときもあるし。休みができてもFANTASTICSのメンバーと会うぐらい、仲はいいですね。 佐藤さんはアーティストとしても俳優としても活躍されていますが、それぞれの現場でコミュニケーションのとり方は変えていますか? 佐藤:変えていますね。例えばドラマの現場だと、アーティスト畑の人が来たって見られ方もするので……。 河野:アウェーというか。 佐藤:そう。あと俳優さんは現場ごとにキャストも変わるので、孤独を感じることも多いのかなと思っていて。だから自分から積極的に話しかけに行ったり、「実はこういう思いがあって」と伝えたり……。共演する方の作品を必ず見て、下調べすることも大切にしていますね。 伊藤:僕も週に1回は行きますね! 仕事おわりに、1日の疲れを癒やしに行きます。 佐藤:僕は週に5回くらい行きます。多いときでサウナをはしごして、週に11回も行ったこともあります! 伊藤:わかります! あと考えを整理して、脳内をクリアにするときにもすごく有効だなって思います。仕事やプライベートでやることがいっぱいで、頭がごちゃごちゃするときこそ、サウナで一旦リセットしますね。 さらにチームワークを大切にしているところも似ていましたね♪そんな3人には、こんな夢があるそうです! その手前の目標として、まずは海外で「MITSUBISHI ELECTRIC」という会社の名前を広げるのに貢献できるような広告をつくりたいと考えています! 佐藤:めちゃくちゃ素敵な夢! さっき競合企業の発信を常に見てるってお話ししてくれたじゃないですか。その方々がやってないことは何かっていうのを考えながら、新しいことをやり続けるのがいいんじゃないかなと思いました。 僕はよく空気を読まず突飛なアイデアを出して、「いや、それはまだ早いんじゃない?」って言われるんですけど、そのたびに「やってみないとわからないじゃないですか」って言い返すんです。 たとえそのときは実現できなくても、めげずにアイデアを出し続けるのが大事だと思うんですね。ムーブメントを起こすというのは、前例のないものをつくるということ。だからインプットを大事にして、自分にしか思い浮かばないようなアイデアを「どうですか」って、失敗を恐れず周りに提案していってほしいと思いますね。 日本から海外に向けて情報を発信する立場として、その発信先の人々の文化や感性を現地で暮らす中で学びたいというのが1つ。 もう1つは、現地スタッフの視点で宣伝部やその業務を見つめることで、お互いに仕事がしやすい環境をつくりたいという理由です。 佐藤:海外駐在、かっこいい!(僕も英語の勉強しなきゃ📝) 確かに、現地の人と考え方や感覚が違うことってありますよね。僕たちは、日本で“ウケた”ものを同じように発信したときに、逆に評判が良くなくて「えっ!?」みたいなことがあって。 そのときに自分たちで考えるだけじゃなくて、海外のアカウントに向けて「どんな僕たちが見たいですか」とか「次、どういう曲が聞きたいですか」って聞くようにしたんですよ。 そしたら、海外の人からのコメントが今までの3倍ぐらいに増えて、動画の再生回数も伸びたんです……! そこから、海外の人々がどういう暮らしをしていて、どういうものを求めているのかを、こっちから積極的にコミュニケーションをとって探るようにしています。察するのにも限界があるので、わからなくて当たり前だと思って、どんどん聞いちゃうのがいいかなって思いますね。 伊藤:僕はなんでも「そつなくこなす」タイプだったんですが、社会人2年目になって「そつなくこなさない」ことも大事だなぁと感じていたので、佐藤さんの姿勢にすごく共感します! 河野:わかる……。私はまだ失敗しても先輩にカバーしてもらえる立場なので、甘えられるところは甘えて、どんどん挑戦していきたいと思います! あとはチームの人となるべく多くの時間を共有すること! 一緒にご飯を食べる、メールをする、などなど。いっぱいコミュニケーションをとって自分をアピールして、チャンスを掴んでほしいなと思います!

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Photo:佐藤侑治 Art Direction & Design:Emi Tulett Interview & Text:山勢永子

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